
タンパク質を取り過ぎるとどうなる?
疑問の多い、肌荒れ、おなら、太る、他の症状について解説します。
タンパク質を摂りすぎることで、肌荒れを起こすことはありません。
逆に、たんぱく質は不足すると、新しい皮膚が作られないがため、肌荒れが起きるので、きちんとたんぱく質を摂りましょう。
たんぱく質とおならとの直接的な関係は、まだ研究では明らかになっていません。
しかし、動物性のたんぱく質を摂りすぎてしまうと、吸収されなかったたんぱく質がそのまま腸内に運ばれ、腸内にある悪玉菌のエサになってしまうので、腸内環境の乱れが起こりやすくなります。
このため、腸内の悪玉菌が増えてしまうと、同時に腸の運動も弱まり、腐敗産物が多くつくられてしまう可能性があるので、おならが出やすくなる事はあるかもしれません。
たんぱく質それ自体を取りすぎて太るということはありませんが、たんぱく質が豊富な食品は比較的カロリーが高めです。
ダイエット中の人や、筋肉を育てるため、意識的にたんぱく質を摂っている人は注意が必要です。
結果的にカロリーオーバーで、肥満を招くことにもなりかねません。
なるべく脂質の少ない食品を選んで、油を控える調理方法を工夫し、低カロリー・高たんぱくの食事を心がけましょう。
タンパク質が足りている方でも、おかずの量が多いことで、カロリーや塩分、糖質が多くなってしまっている場合があります。
そのような場合は、おかずの量を減らして代わりにプロテインを飲めば、カロリーや糖質を下げることができます。
高齢者でのたんぱく質の摂りすぎは、食欲不振や嚥下障害、体力や免疫力低下による感染症や合併症を誘発することもあるので気を付けたいところです。
たんぱく質には糖質や脂質のように体内に貯蔵する仕組みがなく、過剰な分は体外へ排泄されます。
そのため、過剰に摂取すると腎臓に負担がかかり、腎機能障害を起こす可能性があります。
また尿中カルシウム排泄量も増加するため、骨そしょう症などにもつながると言われています。